不染鉄の富士の絵に釘付け
先日テレビを点けると富士山の絵が映っていました。
幻の画家といわれる不染鉄(ふせんてつ)の山海図絵(伊豆の追憶)という作品でした。
中心に富士山がそびえ立ち、こちら側が太平洋側がら見た日常、向こう側は日本海側の雪景色の日常。
何とも不思議な構図です。
釣りをする人々や電車の中にも人々が描かれ、マクロとミクロが1つの絵の中に描かれているという。
テレビ越しにも目が釘付けになってしまいましたが、地元の静岡県立美術館で開催されていた展覧会で観る事が出来ました。
(本日27日迄です。)
実物は大作で、遠くから眺めると幻想的ですが、近寄るととっても繊細な描写で丁寧に日常が描かれています。
独特の世界観。
全体的に黄金色の色調がやさしく、温かく心を包んでくれるようでした。
物事を俯瞰してみることの大切さを伝えてくれているように感じました。
素敵な方だったのだろうな。
「芸術はすべて心である。
芸術修行とは心を磨く事である。」
不染鉄の言葉を心に刻み
私も心を磨きたいです。
他の作品も観てみたいな。
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